オタク論
theyakutatas.hatenablog.com 恣意的に不均衡を作る オタクは「肯定されたい」という願望を満たすために、自分が「知っている」一方、その対象は自分を「知らない」という世界を構築しようと試みる。 この不均衡を、オタクは恣意的に作り上げようとする。そ…
theyakutatas.hatenablog.com 設定を甘受するオタクたち ここまでで見てきたのは、オタクたちの「肯定されたい」という生態。 そしてそんな欲求を、世界からあらゆる手段を使って満たしていく様子だ。あらゆる手段とは、南極へ行き、キャンプへ行き、戦車に…
theyakutatas.hatenablog.com 見られずに見る方法 ニーチェが「深淵をのぞくとき、深淵もまたこちらをのぞいているのだ」と言ったのだそうだが、オタクたちにとってそれは危機である。 つまりこれが意味するのは、「こちらが見ていれば向こうもこちらを見て…
theyakutatas.hatenablog.com 肯定されるためのユートピア 肯定されたいオタクたちは、自分たちのユートピアを築き上げる。 言ってみればそれが劇場版の「ドラえもん」における「未知の世界」であり、異世界モノにおける異世界である。 しかし、いちいち別の…
theyakutatas.hatenablog.com 異世界に行けばなんとかなる 前の記事では、映画ではのび太は異世界で強者になるということだった。 そう、オタクたちは「強くなれる場所」を求めている。もっと言えば、「支配できる場所」を求めている。 異世界モノを見てみれ…
オタクは肯定されたい オタクってなんなんだろう、ということを考えた本は多い。お互いを「お宅」と呼び合ったことから「発見」された彼らの生態は、エリートコースをたどってきた学者・評論家連中には面白かったに違いない。 実際、大塚英志・東浩紀・宇野…